「HDV規格」とは |
「HDV規格」とは、現在普及しているDV規格のカセットテープを使って、 ハイビジョンの映像と音声を記録・再生するための新しい映像規格。 2003年9月、国内4社のビデオカメラメーカーを中心に策定されました。 [ハイビジョンとは] ハイビジョンとは“卓越した表現力と臨場感を家庭用テレビでも楽しめる”ことを目標に規格されたHDTV(High Definition Television)の愛称。 一方、既存のテレビはSDTV(Standard Difinision Television)と呼ばれます。 記録メディアは、従来のDV規格と同じDVカセットで、これまでと同じ録画時間を実現。 DV感覚でハイビジョン撮影できます。 映像記録方式は、BSデジタル放送やDVDビデオなどで使われているMPEG2方式で、ハイビジョン映像の膨大な情報を高効率に圧縮。圧倒的な映像クオリティーを維持したまま、DVカセットへ高密度に記録します。 また、音声圧縮には「MPEG1 Audio Layer II」を採用、音楽CDと同等の高音質です。 [強力なエラー圧縮能力]「MPEG2」には、DV方式よりもデータの欠落による画質への影響が大きいという課題がありました。そのため、HDV規格では訂正符号量を増やし、複数のトラック間のエラー訂正方式とすることで、エラー能力を向上。データ欠落に対する耐性を強化しています。 ちらつきの少ない表示が得られるHDV720p方式(プログレッシブ)と、動きのなめらかな表示が得られるHDV1080i方式(インターレース)。HDV規格には、2種類の記録フォーマットがあります。 |